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宝石の種類
ジルコン
キュービックジルコニアをジルコニアと略して呼ぶことから間違えられることが多いですが、ジルコニウムのケイ酸塩鉱物であり、別物の天然鉱物です。
和名については諸説ありますが、古代ギリシャ人はジルコンを「ヒュアキントス」の名にちなんだ名称で呼んでいました。
この呼び名が「ヒヤシンス」に聞こえたことから、和名で風信子石(ヒヤシンス石)と呼ばれるようになったそうです。
また、地球上で最も古い鉱石であり、12月の誕生日石としても知られています。光沢や屈折率が高く、ファイアーが強く見られるのが特徴です。ジルコンは無色透明な物から、マルチカラーまで多様なカラーが存在しています。
中でもブルーカラーが特に人気があり、透明度の高いブルーと虹色の輝きが美しく、1800年代にはブルージルコンが王室のジュエリーにも使用されていました。
ブルージルコンは天然も産出されていますが、流通しているものの中には加熱処理(トリートメント)をして青色に変化させているものもあります。