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宝石の種類
タグトゥパイト
タグトゥパイトはベリリウム、アルミニウム、ナトリウムから成るケイ酸塩鉱物です。
1957年、グリーンランドのツグツプ岬でセーレンセン氏(H.Sorensen)によって発見され、発見地とされるグリーンランドのツグツプ岬(Tugtup Agtakorfia)を語源とし、ギリシャ語で「石」を意味する「リトス(lithos)」がくっついてタグトゥパイトと名づけられました。
ちなみに、「Tugtup」とは現地に暮らすイヌイットの言葉で「トナカイ」を意味しています。
ソーダライトの亜種として独立種と認められていますが、希少すぎて正式な和名はありません。
紫外線や高温で変色しまた元に戻るという効果(テネブレッセンス効果)があり、身に着けている人の体温が上がるとカラーが変色することから、パワーストーンとしては「愛を知らせる石」と呼ばれています。希少価値が高く、ルースやビーズになることがあまりない為、知名度は高くありません。
カラーは、ホワイトがかった可愛らしいピンクカラーが多く、中にはうっすらとオレンジがかったホワイトやブルーがかったホワイトもあります。デネブレッセンス効果によるカラーの変化が分かりやすい為、カラーが薄くクリアでないものが好まれます。