宝石の基礎知識

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宝石の種類

シーライト

シーライトは別名「シェーライト」や、「シェーレライト」、「チーライト」と呼ばれ、この鉱物にタングステンが含まれていることを発見したカール・ヴィルヘルム・シェーレ(K.W. Scheele)にちなんで名付けられました。

タングステン酸とカルシウムとの塩を成分とした鉱物で、日本では山口県の喜和田鉱山が良質なシーライトの産地として知られていました。
希少金属であるタングステンが主原料のため、装飾品ではなく資源鉱物としても活用されています。

カラーは淡い黄色から茶褐色のものがほとんどです。宝石としての流通量は少ないですが、シーライトは高い分散率をもち、カットによってはダイヤモンドに似た輝きがあるので、ダイヤモンドのイミテーションとして使われることもあります。
モース硬度が5と低くやわらかいため、扱う際は注意が必要です。

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