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宝石の種類
スカポライト
ナトリウム、カルシウム、アルミニウムなどの入るテクト珪(けい)酸塩鉱物の一種です。
スカポライトの名前は、ギリシャ語で棒を意味する”scapo”と、石を意味する”lithos”に由来しており、別名はヴェルネライト(wernerite)といい、これはドイツの鉱物学者のヴェルナーに由来しています。四角長柱状の結晶で構成されているため、和名では柱石と呼ばれます。
キラキラとガラスのような輝きが美しく、無色なものから、イエロー、ピンク、ブルー等、様々なカラーが存在しています。
また、ブラックライトを当てると、蛍光する性質をもっているものもあります。モース硬度は5-6で高くない上に、2方向に平面平行に割れる性質があるので、取り扱いには注意が必要です。
スカポライトの中でもアフガニスタンで産出される、ナトリウム成分の多いスカポライト(薄い紫色)はマリアライトと呼ばれ、極めて希少でコレクターに人気があります。