カテゴリー:
宝石の種類
レッドベリル
エメラルドと同じベリルという鉱物ですが、ベリルにマンガンという物質を含有することで、赤い色の鉱物となります。
モルガナイトとラズベリルも同じくベリルにマンガンを含有したものですが、色味で種類が線引きされており、ワインのような深い赤い色味をしているものがレッドベリルとされ、別名で「レッドエメラルド」とも呼ばれています。
元々は「ビクスバイト」という名前が鉱物学者の名前にちなんで命名されていましたが、「ビクスビアイト」という似た名前の石が既に存在していたため、「レッドベリル」と命名し直されました
。アメリカのユタ州やニューメキシコ州で非常に稀に採れますが、1ct以上の大粒がなかなか採れないために生産コストが高く、市場に出回ることがほとんどない為、非常に希少性が高いです。
また、エメラルドと同じくインクルージョンの多い石で、宝石の耐久性や見た目を高めるためエンハンスメント(浸含処理)をしていることがほとんどです。