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宝石の種類
モルガナイト
エメラルドやアクアマリンと同じベリルという鉱物の1種で淡いピンク色をしており、「ピンクベリル」と呼ばれる場合もあります。
ティファニー社のクンツ博士が発見者のアメリカの銀行家で宝石収集家として有名なジョン・モルガン氏の名前にちなんで名前がつけられました。
ピンクの色調は主に含有されるマンガンによるもので、オレンジがかったピンク、白っぽく淡いピンク、紫がかったピンクなど、色に個体差があります。
未処理のモルガナイトは多くの場合、強いオレンジ色成分を多く持っており、サーモンカラーをしているものが多いですが、最高品質とされるものは青みがかったようなピンクの色味で彩度の高いものです。
また、X線を照射すると、その間はとても鮮明な赤色に蛍光するという特性を持っています。
産地はブラジル、アメリカ、ナミビア、モザンビーク、イタリアなどで採取することができますが、大きい原石が比較的とれやすく、ブラジルでは10kgを超えるものも見つかった事があります。