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宝石の種類
コーラル
和名では「珊瑚」と言います。珊瑚は真珠と合わせて海の二大宝石と呼ばれており、特に珊瑚は養殖のできない希少性のある天然宝石として重宝されています。
宝石に使用されている珊瑚は「宝石珊瑚」と呼ばれています。元は「珊瑚虫」と呼ばれる「生物」であり、いくつかの珊瑚虫が集合体になることで珊瑚の形が形成されています。
この美しい造形は貝がらなどと同じ「炭酸カルシウム」でできています。この炭酸カルシウムの結晶構造には主に「アラゴナイト」「カルサイト」の2種類があり、カルサイトでできた硬い骨格を作るものだけが「宝石珊瑚」となります。
元々はごつごつしている珊瑚ですが、磨いて加工することで美しい艶が生まれます。
主な産地は、地中海やハワイ沖、日本や中国の近海です。珊瑚は3月の誕生石で、「魔除け・厄除け」としての意味を持っており、特に女性のお守りとして愛されています。他にも幸福・長寿・安産・聡明などの意味があります。また、語呂合わせで結婚35周年に贈る宝石とも言われています。