カテゴリー:
宝石の種類
シトリン
シトリンは、黄水晶という和名のとおり淡黄色から茶色がかったオレンジ色の水晶のことを指します。
自然界にはめったに存在しておらず、今日のほとんどのシトリン水晶はアメシスト(紫水晶)の加熱処理の結果によって色が変えられたものです。
最高級のシトリンの色は、茶色がかっていない、彩度の高い黄色から赤みがかったオレンジ色です。
天然のシトリンは、地中深くに結晶したアメジストが、マグマなどによる熱干渉を受けて黄色く変化したり、水晶に放射線が加わって黄色く変化したものです。シトリンは、市場で最も人気のある黄色の宝石のひとつで、カットによってはシトリンの太陽のような色の暖かな輝きを引き出すこともできます。
紫水晶アメシストと黄水晶シトリンが混ざり合ったアメトリンという希少な宝石も存在します。昔はトパーズと間違えられることもありました。