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宝石の種類
アゲート
オパール、クォーツ、玉髄が、火成岩または堆積岩の空洞中に層状に沈殿してできた鉱物の変種で、断面図は貝殻のような模様をしています。
和名では、瑪瑙の断面が馬の脳のように見えることに由来し瑪瑙といいます。
アゲートは、炎を思わせるような遊色効果を持つものはファイヤーアゲートなど見た目や特徴によって区別され、名前が付けられています。
もちろん成分は全て同じSiO2(シリカ)です。
小さな穴が沢山空いている多孔質という性質を持っており、この性質を利用してアゲートは様々な色に染色加工されます。
アゲートは北海道、富山県など日本でも多く産出されています。日本で浸透している仏教とも関わりが深く、七つの宝を意味する「七宝」の一つとして数えられていることで知られています。
ジュエリーだけでなく、モース硬度が高い(6.5–7)のを利用して化学実験用の乳鉢などにも使われます。